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2009年1月11日 - 2009年1月17日

2009年1月14日 (水)

ハーモニカブルース

   

或る日の事。

子供達とお風呂に入っていた時の話。

  

「 わたし、ハーモニカでドレミファソラシドが吹けない  と、娘。 

 

( うんうん。ブルースハープでドレミを吹くのはちょっとまだ難しいかね・・・ )

と思ったのも束の間。  ちょっと待てよと。  

 

お前達のハーモニカにはちゃんとドレミ・・・って書いてあるだろ? 」  

「 学校でハーモニカなんか習わないよ 」 

「 え(・-・)? 」 

 

「 鍵盤ハーモニカならあるよ 」 とは息子。

 

「 何それ? 」  

戸惑う僕に、息子が見せるジェスチャーでピンと来る。

 

「 あぁ、ピアニカね。 それなら父ちゃんも習った。

 あれ鍵盤ハーモニカって呼ぶの? 普通のハーモニカは無いの? 」

 

「 うん。 習わない (^-^; 」

 

「 こんなさぁ・・・ケースに入っててさぁ・・・これぐらいの長さでさぁ・・・

 ドレミファソラシドって書いてあってさぁ・・・・・知らない? 」

 

「 知らなーい(^o^; 」

 

 

ゆとり教育の犠牲になったのかな(・-・;?

 

 

小学校の時分には授業で何を習って何を吹いてたんだっけ?

 

うまく思い出せないけれども。

下手だった事だけは確かな記憶(苦笑)

 

あれから幾星霜の時を重ねて、僕はやがてブルースハープに手を伸ばす。

DだのGだのEだのと、曲に合わせて買い揃えたものだったが、

年賀状は届けども、会わなくなって久しい友達の部屋に置きっ放し。

 

今となっては行き方知れずか(苦笑)

 

345_2  

手元に残ったものは、昔カミサンから贈られたこの一本だけ。

 

 

そっか・・・

もう学校じゃ教わらないのか。

ちょっと淋しい気もするな・・・

 

   

プラスチックのケースの中で、ピカピカに光っていたハーモニカ。

朝が来れば揺れるランドセルの中で、カタカタと音を立てた。

 

【 ド 】だけ吹かなきゃいけないのに、隣の音が混ざったりして(笑) 

授業が終わればハンカチを当てて掃除をしなさいと先生が言った。

 

学校から一人で帰る日の淋しさを紛らわしてくれた音色。

夕食の準備をするオフクロの傍で、プープーと夢中で吹いていたっけ。

  

 

下手だったけどハーモニカが好きだった。

  

 

思い出の中にたたずむ小さな少年は、

今もまだ、錆び付いた音色に夢中になっている。

  

 

 

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